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運動器疾患の“痛み”と“臨床推論”~運動障害・運動制御に着目した評価・治療戦略~

【テーマ】
運動器疾患の“痛み”と“臨床推論”~運動障害・運動制御に着目した評価・治療戦略~

 

【日程】
3/30(土)15:00~18:30(講義を中心に)
3/31(日)9:30~15:30(実技を多く取り入れて)

【講師】
田中 創先生
(九州医療整形外科・内科・リハビリテーションクリニック 副院長・理学療法士)

<講師紹介>
田中先生は、運動制御・足底版療法・認知神経科学など、様々な観点から身体の捉え方に精通されています。臨床の傍ら、愛知医科大学大学院(博士課程)で痛みに関する研究にも携わっておられ、研究知見を対象となる患者さんに適切に落とし込み、予後予測しながら臨床を展開されています。不確定な情報があふれる現在、治療技術と研究知見を活かした、これからの社会に求められる運動器理学療法を考える2日間になるかと思います。

【内容】
3/30(土)
■ 近年の痛み領域のトピックス
・痛みの処理機構
・中枢性感作による痛み

■ 痛みの評価
・痛みの基本的な評価
・Classificationを活用した関節痛の分類
・関節痛におけるCPRsの臨床応用

■ 痛みの可視化に向けた取り組み
・不快な刺激による身体反応と痛み臨界点の計測

3/31(日)9:30~15:30(実技を多く取り入れて)
■ 臨床における痛みの評価・治療戦略
・関節痛,腰痛のClassification
・痛みのFramework の活用
・Clinical reasoning modelの活用
・局所の運動障害に対する評価と治療(機能的検査)
・局所の運動障害と、全身の運動制御に対する評価と治療(局所と全身の整合性の理解)

<講師より>
運動器疾患における痛みの要因は,器質的因子から広義の神経科学的因子まで多岐に渡ります.そのため,近年では痛みそのものを治療するという概念に加え,痛みをトータルに“management”するという概念が重要であると指摘されています.その痛みの managementのためには,対象者が持つ痛みの性質を,いくつかの特徴から分類することが有用であり,我々は自験例から関節痛のタイプを4つにClassificationしました.本研修会では,そのClassificationの特徴について紹介するとともに,痛みに対する理学療法の効果を予測するためのClinical Prediction Rules (CPRs: 臨床予測ルール) の活用法について紹介いたします.また,識別された痛みの要因を,構造学的因子,生体力学的因子,心理社会学的因子の相互の関連性から検証する過程に加え,それらに対する具体的な介入手段(Hands on / Hands off)について実技を交えて紹介させていただきます.

 

【参加費】
3.30(土)のみ参加¥4000(30名程度)
3.31(日)のみ参加¥7000(20名程度)
両日参加¥9000

【会場】
古川宮田整形外科内科クリニック 2階リハビリテーション室

【申し込み方法】
①氏名、②所属、③職種、④経験年数、⑤連絡先email⑥当日連絡先電話番号(任意)、
⑦懇親会参加有無(浦上駅周辺を予定)

①~⑦を記載のうえ、innovation_planning@yahoo.co.jp事務局:松本宛に
題名に「田中創先生研修会参加希望」と記載してご連絡ください。

※1週間たっても返信がない場合は、お手数ですが再度ご連絡頂けると幸いです